SAKURANDOSERU(サクランドセル)のブランドコンセプト。

それは、『ランドセルをモチーフ(創作の動機となる思想や題材)として、ランドセルオマージュ(ランドセルに敬意を表した上で、デザインや部品などのランドセル要素を取り入れる事)に特化した、上質で普段使いのできる大人用バッグを製作し、世界中の皆様へお届けし、できるだけたくさんの喜びを作る事。』 です。

特にランドセルをモチーフとして、ランドセルオマージュに特化した大人用バッグの製作という部分のコンセプトは、未だかつてない『世界で唯一』のブランドコンセプト!強烈な個性を持ったブランドです!

SAKURANDOSERUではブランドコンセプトに則り、ランドセルのデザインや実際のランドセル部品を用いるなど何かしろのランドセル要素を取り入れ、商品それぞれが個性溢れる商品作りを目指しております。

また、商品の企画・販売はSAKURANDOSERUが行い、生産については大手メーカーの鞄生産なども行う、日本国内の鞄製造会社へ生産を委託し、上質な商品作りを心がけております。

実際のランドセルはかなり頑丈に作られておりますが、それを支えている実際のランドセル部品を用いる事で、SAKURANDOSERUの鞄の耐久性を上げることにも繋がっています。

またいわゆる"錠前"や"背カン"など、ランドセル部品自体もランドセルを連想させますが、"かぶせ"部分のデザインやランドセル全体のシルエットなど、ランドセルデザイン要素が入る事でもさらに遊び心が表現され、加えて日本の工場で生産して上質な商品作りにもこだわることで、大人が普段使いできて、良い意味で強烈な個性を持った楽しい鞄に仕上げております。

これは以下に述べる日本人の誇りとすべきランドセル発祥の歴や、現代においても子を大切に思う親の気持ちの込められたランドセルをリスペクトする意味を込めて、日本文化とも言えるランドセルをモチーフに据えて、鞄作りに精進しています。

時代は明治時代の1885年、学習院初等科(当時の小学校)が馬車・人力車による登校を禁止しました。といいますのも、学習院初等科は、当時の上流階級の家庭の子供たちが通う学校であり、当初から制服が採用され、服装については統一されておりました。(1874年の小学校への就学率が32%、1890年の就学率が49%というデータがあり、1885年時点では小学校に通う者は子供全体のうち半数以下だったという状況での話ということになります。)

しかし通学形態についてはお付きの人に荷物をもたせたり、馬車や人力車で登校したりする者もいたりと様々だったようです。
そのような状況について学習院は、『学校では皆平等、家庭環境を教育の場に持ち込むのはいけない』との理念のもと、『学用品は自分の手でもってくる』べきだとし、子供たちは、馬車や人力車で通学することや使用人に荷物を預けることを禁止され、徒歩通学が義務付けられました。

そしてこの時に、生徒が自分で学用品を入れて登校するための通学鞄として、背嚢(はいのう/リュックサック型)が導入されました。この背嚢は、背中に背負えるため両手をあけることができ、持ち運びの利便性が良かった当時の軍隊用の鞄です。
この背嚢がオランダ語で"ランセル"と呼ばれており、日本語なまりになって"ランドセル"と呼ばれるようになったようです。
この背嚢が進化して、現在のランドセルに至ります。

現代において法律で定められている訳ではありませんが、ほとんどの日本の親はランドセルを子供に与えて通学させるのが一般的ですね。日本の慣習としてランドセルを購入するという事がある一方、

両手が自由に使えて安全
手提げ鞄や肩掛け鞄に比べて子供の身体発育上無理が少ない
転倒時にはランドセルがクッションとなり後頭部を守る

などの、子を大切に思う親の気持ちがあるからこそ、ランドセルが支持され、利用され続けていることだと思います。
ランドセル文化は、そんな親の気持ちが込められた、世界に誇るべき日本文化の良い一面だと考えます。

表記を見てある程度想像がつくと思いますが、日本を代表する花とも言える桜『SAKURA』と、ランドセル『RANDOSERU』を合わせて作った造語が、ブランド名の『SAKURANDOSERU』です。

ブランドコンセプトである、世界中の皆様に喜んでいただくことを念頭に置き、日本語の意味を込めつつ、ローマ字表記にすることで、海外の方にもより理解していただきやすいブランド名を命名いたしました。

日本国内ではランドセルは誰もが知り、利用している鞄です。
おかげさまで、その圧倒的な認知度があるがゆえにSAKURANDOSERUが作るランドセル要素を含んだ楽しい鞄の良さを、より多くの皆様に理解していただきやすい状況にあります。

ランドセルのおかげで、SAKURANDOSERUがあると言ってまったく過言ではありません。
そのような意味で、ランドセルには大変感謝をいたしております。

一方、世界のマーケットにおいては、ランドセルとは言えども、まだまだ伸びしろがあります。

SAKURANDOSERUは海外のクラウドファンディングなどへの挑戦を開始しておりますが、SAKURANDOSERUの広告や販売の際には、鞄製作の背景や意図を伝えるためにも、日本のランドセル文化に言及することが必然となります。

そのことで、世界の方々へ日本のランドセルをより認知していただける機会につながれたら大変嬉しいですし、世界に向けて、日本の良き伝統・文化とも言えるランドセルの普及に貢献できることは、当ブランドの喜びでもあります!

※弊社の商品は、他社に向けてOEM生産の許可等は一切いたしておりません。
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